くもり 時々小雨 | |
とうもろこしの収穫 思いのこもった収穫と検品を知る |
今回は13時に集合します。月曜日に学校にお届けするとうもろしの収穫です。
とうもろこしは、もいでから時間が経過するほど甘味が低下してしまうためこの時間に集合です。天気は曇り時々雨。涼しくて作業がしやすいです。 今回は取材が目的ですが、収穫を手伝うという任務も与えられています。久しぶりの農作業。わくわくです。
最初は倉庫での作業。ひとつのコンテナに何本入れるか、何個のコンテナで納品するか、学校ごとに決めて、その指示が書かれた紙を貼った空のコンテナを積んでいきます。最終的にこのコンテナがすべてなくなれば作業終了になります。事前にこの作業をすることで、水越さんがいなくても間違いのない仕分けが行われるそうです。
倉庫での作業が終わったら、いよいよ畑に向かいます。
4月に種まきしたとうもろこし、頭の高さまで成長しています。身もぎっしり詰まっているのが外から触って分かります。収穫するのは一番上にできた大きなとうもろこしのみ。とうもろこしの根元をきつくおさえて、手前に下げるように引っ張ってもぎとります。170㎝を超える高さのとうもろこしの枝も身がついている場所は膝くらいの高さ。中腰の姿勢が続きます。
もぎたてが一番おいしいとうもろこし、数を数えながら必要な本数のみ収穫します。意外とこれが大変。雨ニモマケズ虫ニモマケズ頑張っておーちが収穫したとうもろこしの本数・・・水越さんの半分ほどでした(泣)
収穫が終わったらとうもろこしを倉庫に持って帰り検品・出庫します。
検品しているところを見させてもらっておーちが一番に感じたことは・・・“めっちゃ良くみてくれてるじゃん!”です。流れ作業ではなく1本1本丁寧に検品してくれています。身を少しでも虫に食べられていたら、学校には出さない。一番いいものを子供たちに。そんな想いで検品してくれていました。
今年は水越農園に限らず、カナブン、アブラムシ、アワノメイガなどなど、虫がたくさん発生しています。水越農園ではおーちが取材した日に収穫したとうもろこし約700本のうち約150本ほどがロスになりました。これは例年の約3倍の量です。ロスしたとうもろこしは直売所で販売できますが、虫に食べられたところを切り落とす手間がかかるのに売値はぐっと下がってしまうようです。おーちは17時で帰路につきましたが、水越さん達はこの作業で23時までかかってしまったとか。。。
とうもろこしはリスクが大きくて、作りたがらない農家さんも多いです。 それでも毎年とうもろこしを作ってくれる水越さん。その理由は“楽しみにしてくれている人達がいるから” 。素敵です。収穫を体験して感じたことはやっぱり大変だということです。そして虫は出るということ。とうもろこしからもし出てきたときは慌てず、そっと取り除いて食べてほしいと思いました。