八王子 採れたてとうもろこし 収穫

八王子 採れたてとうもろこし 収穫

<訪問日誌>

訪問日 2024年6月30日(日)
天気 くもり 時々小雨
訪問場所 水越農園
視察内容

とうもろこしの収穫

思いのこもった収穫と検品を知る

6月最後の日曜日。今年もとうもろこしシーズンのスタートです。
昨年水越農園にて種まきから取材し、3回にわたり取材してきたとうもろこしの青果レポート。最終回の収穫にバタバタしていて行けないという痛恨のミスをおかしてから1年。私おーち、1年越しに水越農園のとうもろこし収穫の取材に行ってきました。

~まずは倉庫で準備~

今回は13時に集合します。月曜日に学校にお届けするとうもろしの収穫です。

とうもろこしは、もいでから時間が経過するほど甘味が低下してしまうためこの時間に集合です。天気は曇り時々雨。涼しくて作業がしやすいです。 今回は取材が目的ですが、収穫を手伝うという任務も与えられています。久しぶりの農作業。わくわくです。

最初は倉庫での作業。ひとつのコンテナに何本入れるか、何個のコンテナで納品するか、学校ごとに決めて、その指示が書かれた紙を貼った空のコンテナを積んでいきます。最終的にこのコンテナがすべてなくなれば作業終了になります。事前にこの作業をすることで、水越さんがいなくても間違いのない仕分けが行われるそうです。

まずは折り畳みコンテナ(通称:折りコン)を大量に用意。
学校名・黒光への納品日・コンテナの総量・用意する全数とこのコンテナの入数を書いたメモを添付。
必要な折りコンを事前に全部準備して積み上げておきます。
 

~いよいよ収穫!~

倉庫での作業が終わったら、いよいよ畑に向かいます。

4月に種まきしたとうもろこし、頭の高さまで成長しています。身もぎっしり詰まっているのが外から触って分かります。収穫するのは一番上にできた大きなとうもろこしのみ。とうもろこしの根元をきつくおさえて、手前に下げるように引っ張ってもぎとります。170㎝を超える高さのとうもろこしの枝も身がついている場所は膝くらいの高さ。中腰の姿勢が続きます。

もぎたてが一番おいしいとうもろこし、数を数えながら必要な本数のみ収穫します。意外とこれが大変。雨ニモマケズ虫ニモマケズ頑張っておーちが収穫したとうもろこしの本数・・・水越さんの半分ほどでした(泣)

今年は台風などなく、去年と違いまっすぐ育っています。
膝の高さにあるとうもろこしの収穫は中腰作業で大変です。

さすがプロの水越さん。すごいスピードで次々と収穫していきます。

~想いを込めた検品作業~

収穫が終わったらとうもろこしを倉庫に持って帰り検品・出庫します。

検品しているところを見させてもらっておーちが一番に感じたことは・・・“めっちゃ良くみてくれてるじゃん!”です。流れ作業ではなく1本1本丁寧に検品してくれています。身を少しでも虫に食べられていたら、学校には出さない。一番いいものを子供たちに。そんな想いで検品してくれていました。

みんなで協力して1本ずつ細かく見て検品。虫食いを弾いたり、綺麗な状態に整えます。
もぎとったときのままだと、とがっていて危険。きれいにカットしています。
虫は上からだけでなく、いたるところから中に侵入します。検品は360度くまなく行います。
ひげがもろかったり、簡単に抜けるのは中に虫が侵入している証拠。おーちは最後までわかりませんでしたが、水越さん達はひげを見ただけで虫がいるのか見極めていました。すごいです。
実際に皮をむいてみると…大きな虫が出てきました!
虫に喰われたとうもろこしは先端の実が白く枯れたようになってしまっています。

今年は水越農園に限らず、カナブン、アブラムシ、アワノメイガなどなど、虫がたくさん発生しています。水越農園ではおーちが取材した日に収穫したとうもろこし約700本のうち約150本ほどがロスになりました。これは例年の約3倍の量です。ロスしたとうもろこしは直売所で販売できますが、虫に食べられたところを切り落とす手間がかかるのに売値はぐっと下がってしまうようです。おーちは17時で帰路につきましたが、水越さん達はこの作業で23時までかかってしまったとか。。。

~まとめ~

とうもろこしはリスクが大きくて、作りたがらない農家さんも多いです。 それでも毎年とうもろこしを作ってくれる水越さん。その理由は“楽しみにしてくれている人達がいるから” 。素敵です。収穫を体験して感じたことはやっぱり大変だということです。そして虫は出るということ。とうもろこしからもし出てきたときは慌てず、そっと取り除いて食べてほしいと思いました。

★2024年のとうもろこしは受付終了しています。また来年もぜひご注文ください★

~おまけ~

販売はしませんが下のとうもろこしも最近は立派に育つようになってきているそうです。


この状態でも下の部分はおいしく食べられます。上の先端部分をカットして使ってくれる学校があればなーとつぶやく水越さん。
展示用でお届けしている枝付きサンプルもスコップで掘って採ります。


作業の合間に遊んでいるお孫さんを見て微笑む水越さん。優しさが溢れています。

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