★「タケサンしょうゆ」のこと★

~今回のテーマ~
 
「タケサン 小豆島しょうゆ」のプロフィール♪

<商品プロフィール>
商品名

小豆島しょうゆ(こいくち)特級

小豆島しょうゆ(うすくち)特級

規格

1.8L

ポイント

歴史と伝統が受け継がれる小豆島しょうゆ。香りがいいお醤油で、料理の味を一層引き立ててくれます。

2023年4月から取扱いスタートしている“タケサン”のしょうゆ。しょうゆ造りに適した小豆島の環境や、伝統を大事にした製法など、おいしさのヒミツをご紹介します!

<商品との出会い>

「タケサン 小豆島しょうゆ」の取扱いをスタートしたのは2023年4月

でも実は“タケサン”さんとの出会いはもう少し遡って2018年頃でした。

その当時、当社オリジナルカレンダーの作成をお願いしていたあるデザイン会社さんから、『知り合いに小豆島でしょうゆの会社をやっている方がいる』とご紹介を受けました。小豆島のしょうゆ造りには歴史があること、小豆島しょうゆはブランドとして魅力的であること、つくる人と直接お話をして商品について学べることがとても興味深く、ぜひ学校給食にご紹介したい!と思い商談をスタートしました。

ご紹介を受けてから約1年、紆余曲折あり2019年11月にやっと小豆島のタケサン本社・工場へ視察訪問。日帰りの強行スケジュールではありましたが、小豆島の魅力・歴史と伝統がある小豆島しょうゆの製造工程・タケサンの思いなどを知り、お客様にご紹介したいという目標を視察メンバーで再確認しました。

翌年2020年4月からでもご紹介したいという構想はあったのですが、主要調味料であるしょうゆの取扱いメーカーを変えることのハードルは少し高く、さらに想定外のコロナ禍への突入もあり、この年の取扱いスタートは叶いませんでした。

そしてコロナ禍もやっと終わりが見えてきた2023年4月、ついにその時を迎え「タケサン 小豆島しょうゆ(こいくち)特級」「タケサン 小豆島しょうゆ(うすくち)特級」を皆さまにご紹介することができるようになりました!

 

<小豆島ってどんなところ?>

“タケサン”がある香川県の小豆島は瀬戸内海に浮かぶ島の一つ。日本で19番目に大きく、瀬戸内海では淡路島に次いで2番目に大きな島です。温暖少雨の“瀬戸内海型気候”が地中海の気候に似ていて、オリーブの産地としても知られています。また、冬には瀬戸内海から寒風が吹きこみ、一年を通して雨が少なく天日干しに向いており、島に良質な原材料があったことから手延べそうめんも特産品として有名です。この手延べそうめん造りにはゴマ油が使用されており、小豆島ではごま油も製造されています。島の北部海岸一帯では良質な花崗岩が採石され、古くはこれが大阪城築城用としてたくさん切り出されました。

 

<小豆島しょうゆの歴史は?>

小豆島しょうゆの歴史は古く、400年以上前の文禄年間といわれています。

 その頃小豆島では大阪城築城に使われる石材をたくさん切り出していました。その石材を取りに来た人たちが持っていたのがしょうゆの前身となる“金山寺味噌の上澄み液”でした。調味料として使われていたこれに興味を持った小豆島の人たちが紀州湯浅に製法を学びに行き、知識と技術を島に持ち帰ったのが小豆島しょうゆのはじまりです。

 

中世以降、製塩業が盛んだった小豆島ですが、周辺の島々でも塩造りが盛んにおこなわれるようになると生産過剰となり別の産業を模索するようになりました。当時、様々なものの運搬方法は海運で行われており、海上交通の要所であった小豆島はしょうゆの原料である大豆や小麦が手に入りやすく、島では塩も造れることから醤油業が発展していきました。

 

小豆島しょうゆが発展していったワケにはこんなポイントが・・・

 ●塩がおいしい!(元禄時代は赤穂に次ぐ2番目の産地)

 ●立地がいい!(大都市の大阪・堺に近くて海運しやすい島)

 ●好奇心旺盛な島民性!(島外との交流が盛んでなんでもやってみる気質)

 ●気候風土がいい!(麹菌が良く育ちもろみが熟成しやすい気候)

 

<守られる“小豆島しょうゆ”>

小豆島には「小豆島醤油製造同業組合」というものがあります。明治時代に醤油業が発展してく中で、材料の精選・醸造法の改善・販売先との取引の合理化を図るために発足された組合です。島内の醤油製造業者が協力し、品質向上を目指して醸造法の改良や機械化をすすめ、関東のしょうゆとも勝負できるようにするため組合で“醸造試験場”設立しました。その後、試験場は県立の機関となり、現在では“香川県立産業技術センター発酵食品研究所”として様々な研究を行い、製造業者とともに小豆島しょうゆの品質向上と安定に取り組んでいます。

また、時代が進むと機械化や大量生産化による価格競争が激しくなり、小豆島内の小さな醤油業者は事業継続が難しくなっていきました。それでもそれぞれの業者が伝統のあるしょうゆ造りを続けていくため、原料の調達や麹造りまでを共同で行なうなどの工夫を行い組合内で協力して小豆島しょうゆの歴史を守ってきました。

 現在もその流れを引き継ぎ、“タケサン”が中心となり共同工場である“島醸”を運営して「生揚げ(きあげ)醤油」(※)を製造し、加盟している各社がこれを使用してしょうゆ造りを行っています。

このようにして“小豆島しょうゆ”は守られ、長い歴史と伝統とともによりおいしいしょうゆを求めて今も進化を続けています。

(※)生揚げ醤油とは…

もろみを絞っただけの液体で加熱殺菌やろ過をする前の搾りたての醤油。微生物がまだ残っている状態。

 

<タケサンしょうゆのおすすめポイント♪>

★日本有数の木桶醤油の生産量!

  ⇒伝統の技術しっかり引き継ぐ職人のしょうゆ♪(※)

“本醸造”(アミノ酸液の添加なし)“特級”(旨味成分が多い)の本格しょうゆ!

★香りが良く、旨味とまろやかさがあり料理を引き立てる

ISOやHACCAPを取得して自社でしっかり品質管理♪

★歴史あるしょうゆ造りの工程をご紹介できる♪

(※)弊社にて通常取扱いしている商品は木桶仕込みではありません

 

<まとめ>

毎日使う基礎調味料だからこそ、ストーリーのある商品・つくる人や工程が見える商品を学校給食にお届けしたい!という黒光商事の考えから商談・採用に至った商品です。大豆からしょうゆが出来上がるまでの工程は単純だけど複雑で、食育にもピッタリなストーリーがそこにはあります。私たちが学んだこと、見てきたことを栄養士様や子供たちにもお伝え出来る機会があれば嬉しいです。

黒光商事では、そんなつくる人のことが見える商品の取り扱いをこれからも増やしていきたいと思っています!

 

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