シーチキンのお勉強
こんにちは。
今回はシーチキンお勉強会のおはなしです。
ときどき、同業者が集まって食品や商品のこと・市場の動向などに関するお勉強会をしています。今回は“はごろもフーズ”さんが講師の『シーチキン勉強会』でした。
(ちなみに、『シーチキン』は“はごろもフーズ”さんの登録商標。一般的には「ツナ缶」等と呼ばれるので、以下の文章は「ツナ」で表記していきます。)
ツナのお勉強ということで、いろいろ食べ比べてきました。
なんと、5メーカー15種類!!
原料や産地、油漬けかノンオイルなど、日本で発売されている業務用の
ツナが一同に会しました。正直、かなりの圧を感じます。
事前に一覧表が配られ、加工地、魚種、塩分相当量などが載っています。
味リセット用の水を横に用意して、試食開始です。
1個目は、この中で唯一、米油を使ったものからスタート!おいしいです。
(ちなみに、メーカーは違いますが黒光商事が販売しているツナも米油漬けです)
5個目くらいから、水で口の中をリセットしながらも、迷宮に入っていく感じが。
10個目からは一覧表の、塩分相当量と産地などを見比べながら。
15個目には、ちょっとした海外旅行をした感じになりました。
食べ比べて思ったのは、予想外に辛かった…、のではなくて、
食味は、産地の違いではあまり大きな差異を感じませんでした。
塩分相当量ではなんとなく当たりがつきましたが、ぴったりと当たるわけではなく、
なかなか難しかったです(個体差もあるようです)。
原料の違い(実は、ツナには「かつお」も含まれるんですよ!)についても、
食味にそこまで差がないのは意外でした。
その他、漁獲方法の規制や、水産資源の状況などを学んで来ました。
原料価格も高騰していますが、やはりメーカーの努力を上回る部分もあり、
学校給食にも影響が大きいと感じました。